NMNとは、ニコチンアミド・モノヌクレオチドの略で、ビタミンB3などを材料として体内で自然に生成される物質であり、体の中の細胞が活動するために欠かせないものです。体の中の細胞が活動するために欠かせない補酵素 NAD (ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の前駆体で、あらゆる生物の細胞の中に存在しています。
本来NMNは、ビタミンB3などを材料として体内で自然に生成される物質ですが、加齢に伴い体内での生成能力が減少していくと言われています。 NMNは、枝豆やブロッコリー、アボカドなどの野菜や、フルーツ、タネ類などに含まれています。しかし、加齢に伴い生成能力が減少してくるNMNは、食物から摂取するだけではとても足りません。NMNを150mg摂取するためには、枝豆を約12,000個、ブロッコリーでは約2,400房食べる必要があり、現実的ではないため、サプリなどで外からNMNを補給することが重要だと考えられています。
一般的に、サプリ(経口摂取)と点滴の2種類があります。
NMNの権威である今井眞一郎ワシントン大教授(以下、今井教授)はサプリ(経口摂取)を推奨しており、もし点滴を行う場合はサプリ(経口摂取)とセットで行うのが良いでしょう。
サプリ(経口摂取)の場合は毎日、点滴の場合は4週間に1回程度の治療により有用性が維持できると言われています。
今井教授は「朝か午前中に飲むのがポイントだ」と言います。
NADはサーカディアンリズム(概日リズム)という体内周期に合わせて変動し、ヒトの場合は最も活動量の多い日中に上がるためです。
今井教授は「1日300~500mg程度が妥当ではないか」と言います。
「私たちがワシントン大学で実施した第1次の臨床試験では1日250㎎を10週間飲むことによって有用性が得られている」と言う内容からも、1日の服用量は多ければいいというわけではありませんが、お客様ご自身で有用性を実感できる量を見つけて頂けますと幸いです。
今井教授は「マウスの研究で分かっている知見から考えると、20代~30代で健康な人が使ってもほとんど何も起こらない。一般的には、体内のNADが減少し、様々な老化現象を実感し始める50代くらいから使うとよいのではないか」と言います。
とはいえ、20代~30代でも有用性を実感する方はいらっしゃるため、あくまで参考としてご認識ください。